タイトリストTSドライバー。TS2とTS3の2タイプがラインナップされています。
これまでのタイトリストのツアーモデルドライバーとは一味違い、やさしくなって飛ぶようになったという前評判でしたが、実際にはどうなのでしょうか?
<ヘッドの大きさは同じ>
ヘッドの大きさは、TS2・TS3共に460CCとなっています。
どちらも同じヘッドサイズですが、二つのドライバーは性格が全く違うと言ってもいいでしょう。
<TS2ドライバー>
TS2ドライバーは、構えた状態でヘッドを見ると、後方に長くなっており、重心が深くなっていることがわかります。また、ソールを見てみても、後方の最も深い所にウエイトが設置されており、重心を低く深くしています。こういったことから、つかまりが良く、そしてストレート性能が高いドライバーを目指したのであろうことがわかります。
実際に打ってみると、まさにその通りのドライバーで、とにかくまっすぐ飛びやすいです。そして、球もそこそこ上がりやすいです。言い方を変えると、ストレート性のボールしか出ません。ですので、とにかくまっすぐ飛ばしたいアマチュアの方には最高のドライバーと言えるでしょう。でも、プロや上級者のようにある程度スピンも入って左右上下とコントロールしたい方には合わないドライバーと言えるでしょう。
ボール初速は、非常に速いです。そして、飛びます。真っ直ぐに、そして遠くに飛びます。
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<TS3ドライバー>
TS3ドライバーは、右にも左にも、高い球も低い球も打ち分けやすいドライバーです。ヘッドスピードがあまり早くない方が打つと球が上がりにくいでしょう。自分で球の高さを出すことが出来るプレーヤーが使うドライバー。そして、球を操りたい方が使いたくなるドライバーです。
正直言って、ハードなドライバーです。
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<TSドライバーは難しい?やさしい?>
前評判ではとてもやさしく飛ぶドライバーと言われていましたが、実際に購入された方の声を聞いていると期待通りだったという方もいれば、そうでない方もいるようです。
実は、一般的なアマチュアゴルファーが使って、やさしく飛ぶのはTS2ドライバーだけです。プロはTS3ドライバーの方を使っている選手が多いのですが、アベレージクラスのゴルファーが使った場合には、思った通りの結果は出にくいでしょう。プロは、ある程度、高い球、低い球、ドロー回転、フェード回転をイメージ通りに打つことが出来ないドライバーは、使いづらいと感じる選手が多いので、TS3を使う選手が多くなっています。