テーラーメイドから2020年新しいモデル「SIM」シリーズが発表されました。
2019年モデルのM5、M6シリーズが非常に好評だったこともあり、M7、M8シリーズになるのではないかというのが大方の予想でしたが、全く新しいシリーズとして登場させました。
SIMシリーズは3タイプ
SIMシリーズは、ドライバー、フェアウェイウッド、レスキュー(ユーティリティ)、アイアンとフルラインナップですが、ドライバーに関しては3つのモデルが存在します。
・SIM ドライバー
・SIM MAX ドライバー
・SIM MAX-D ドライバー(日本未発売)
2019年モデルのM5の後継がSIM ドライバー、M6の後継がSIM MAX ドライバーということになっているようです。
SIM シリーズの特徴は?
SIMシリーズの特徴は、空気抵抗とスピン量や寛容性を両立させたことにあります。
空気抵抗を良くするためには、クラウンとソールの後方のつなぎ目辺りを高い位置に持ってくる「流線型」が良いことが分かっていました。しかし、この「流線型」は、重心位置が高くなることからスピン量が多くなったり、寛容性が低くなるというデメリットがありました。
そこで、SIMは、クラウン部分だけでなくソール部分の大部分をカーボン化しました。それにより大きな余剰重量が発生。その余剰重量をソールの一番後ろの一番低い部分に持ってきて、流線型だけど重心位置を低く深くすることに成功しました。
ソール部分の特殊な形状は、こういった理由からできたものなのです。
SIMシリーズで最もやさしいドライバーは?
3種類あるSIMシリーズドライバーですが、最もやさしいドライバーは、「SIM MAX-D ドライバー」でしょう。
「SIMドライバー」は、正直つかまりつかまりが良いわけではありませんし球も上がりにくい。ある程度の速いヘッドスピードが必要で、球を捕まえる技術も必要となります。「SIM MAX ドライバー」は、球が上がりやすいですし、つかまりもいいです。またスピン量も少なすぎないのでアベレージゴルファーでもキャリーを出すことが出来ます。
さらに、「SIM MAX-D ドライバー」は、ドローバイアスが効いており、よりつかまりが良くなっています。
残念ながら、日本では未発売モデルとなっています。ですが、アメリカから通販で購入することは可能です。日本人御用達のカリフォルニアのフェアウェイゴルフUSAさんは、日本人の方が経営されており完全日本語対応ですので安心です。
⇒【フェアウェイゴルフUSA】SIM MAX-D ドライバーの詳細はこちら
SIM MAX ドライバー試打評価
SIM MAX ドライバーを試打しましたので、その評価をご紹介したいと思います。
試打したのは10.5度の標準シャフトTENSEI BLUE TM50のフレックスSR。
つかまり具合は?
球は自然とつかまります。自然にストレートからややドローの球が打ちやすいです。
球の上がりやすさは?
結構上がりやすいですね。「SIM ドライバー」と比較すると断然上がりやすいです。とは言っても、スピン量はM6よりも少ないようで吹き上がるような球は出にくいですね。
飛距離性能は?
スピードインジェクションの効果なのか、やはりボール初速は速いように思います。M5、M6が飛ぶ!と言われていましたが、明らかにそれよりも飛んでいますね。
M6との比較
スピン量が少なくなりました。出球の高さは、M6と変わらないように思いますが、そこからスピン量が少ない弾道で、飛距離が出ます。
SIM MAX ドライバー 最安値は?
人気モデルになることは間違いないモデルになりますので、各ゴルフショップ共に気合が入っている模様で、インターネット店を持っている各ショップでは値引き合戦が繰り広げられています。
USモデルは、日本正規品よりもかなりお安く購入できます。ヘッドの設計は同じですので基本的に同じです。シャフトがUSモデルの方が硬いので、普段使っているフレックスよりも一つ柔らかいものを選択されるといいでしょう。