やさしく飛ぶドライバーの条件とは何でしょうか?
今は各メーカーともにルール上限ギリギリの反発力を持つヘッドを完成させており、どこのドライバー共に飛ぶはずです。ただ、ドライバーが飛ぶ条件というのは、ヘッドの反発力だけではありません。例えば、重心距離。
重心距離が長いヘッドと言うのは、インパクト時に強い遠心力が働きますので、飛距離性能に優れます。ただ、重心距離が長いとつかまりの悪いヘッドとなるため、飛距離性能としてはマイナスになります。そこで今、世界の主流となっているのが、重心距離が長く、重心深度が深いヘッドです。それを引っ張る存在がPINGですね。PINGの最新モデルであるG410ドライバーは、非常に重心距離が長いのですが、非常に重心深度も深くなっています。実際にプロでは、PINGのドライバーを使っている選手であるバッバワトソンがドライビングディスタンスで一位になっていたり、若手でNo.1の飛ばし屋であるキャメロンチャンプもPINGです。日本人選手でも、2017年の賞金王は、男女ともにPINGのドライバーを使っていました。
ピン G410 Plus ドライバー Alta J CB RED シャフト
ただ、この重心が長くて深いドライバーを使いこなすことが出来ないアマチュアプレーヤーがいることも事実です。慣性と遠心力を正しく使いこなすことが出来ないと、この長く深い重心を有効利用できないばかりかスライスばかり出てしまう可能性もあります。
そういった方は、重心距離が短くフェースが返りやすいヘッドを使うことで、しっかり捕まえてボールにエネルギーを最大限に伝える方が飛距離が出てくれます。
重心距離が短いドライバーの代表としては、ブリヂストンのツアーB XD-3ドライバー。非常に扱いやすいヘッドですが、ストレート性能が高いため、高評価を受けているドライバーです。
ブリヂストン ツアーB XD-3 ドライバーの詳細はこちら
どのドライバーが一番飛ぶのかというのは、やはり実際に使っているプレーヤーによって異なるという部分があるのは確かだと思います。そして、どんなドライバーがやさしく飛ばすことが出来るかということも同じように言えるかと思います。〇〇選手が使っているから同じドライバーを使おうというのではなく、ご自身がどういったスイングをしているのかを把握することが重要です。
また、ご自身にどういったドライバーが合っているのかがわからなければ、様々なタイプのドライバーヘッドをテストしてみるといいでしょう。前に挙げたPING G410とブリヂストンツアーB XD-3は、今発売されている最新モデルとしては対極にあるモデルと言えるでしょう。とりあえず、この二つを打ちくらべて、どちらが打ちやすいのかをテストしてみるといいかもしれませんね。